Excel 関数のコピーで、同じ計算や処理を複数のセルに簡単に適用できます。手作業で同じ関数を繰り返し入力する必要がなくなり、作業効率が大幅に向上します。具体的な使い方や、注意点やサンプルを紹介します。
Excel 関数のコピーの利用
以下のようなシーンで利用されます。
1.同じ計算や処理を複数の行や列で繰り返したいとき。
2.特定の範囲に対して、同じ計算式を一括で適用したい場合に便利です。
使い方
1.関数を入力する
関数を入力したセルを選択します。
2.コピーする
入力したセルの右下にある小さな四角（フィルハンドル）をドラッグするか、「Ctrl + C」でコピーします。
3.貼り付ける
関数をコピーしたい範囲を選択して、「Ctrl + V」で貼り付けます。
ポイント
1.相対参照と絶対参照に注意
関数をコピーするとき、セル参照が自動で変化します。これを防ぐために、コピーしたくないセル参照に絶対参照（$）を使いましょう。例えば、$A$1のようにすれば、A1のセル参照は固定されます。
2.数式の構造
関数をコピーする範囲や対象セルの構造が異なると、意図しない結果が出る場合があります。
Excel 関数のコピーサンプル
相対参照でのコピー
この式を他のセルにコピーすると、各行に対応したセル（例：A2*B2, A3*B3）に計算が適用されます。
この式を他のセルにコピーすると、各行に対応したセル（例：A2*B2, A3*B3）に計算が適用されます。
=A1*B1絶対参照でのコピー
この式をコピーすると、A列は相対参照で変化しますが、B1は絶対参照で固定されたままです。
=A1*$B$1関数のコピーは、効率的なデータ処理に欠かせない操作です。特に、絶対参照を上手く使うことで、正確な結果を得やすくなります。
Excel関数を使いこなすことで、データ処理が飛躍的に効率化されましたね。さらに効率を上げたいと思いませんか？次のステップとして、エクセルマクロ記録を習得すれば、手間がかかる作業も一瞬で自動化できます。
詳しく知りたい方は、「ExcelVBAマスターへの第一歩！初心者向けエクセルマクロの作り方」をご覧ください。
