ExcelのEOMONTH関数は、指定した開始日から数か月後または前の月末日を求めるために使用されます。未来や過去の月末日を簡単に計算することができます。具体的な使い方や、注意点やサンプルを紹介します。
以下のようなシーンで利用されます。
1.月次報告書や支払い日、契約満了日の計算
毎月の締め日や契約満了日を管理する際に活用できます。
2.ローンや分割支払いの期限管理
返済スケジュールを月末に合わせたい場合に便利です。
3.財務計画や予算管理
月末を基準にしたスケジュール調整や予算見積もりに役立ちます。
=EOMONTH(開始日, 月数)
・開始日
基準となる日付(セル参照や"YYYY/MM/DD"形式で指定)
・月数
基準日から何か月前後かを指定。正の値は未来、負の値は過去を指定します。
1.日付形式に注意
「開始日」が正しい日付形式でないとエラーになります。
2.月数の扱い
月数が「0」の場合は開始日と同じ月の月末を返し、正の値は未来、負の値は過去の月末日を返します。
セルA1に「2024/09/07」と入力されている場合、その月の月末日を計算するには次のようにします。3か月後の月末日を計算する
=EOMONTH(A1, 0)
3か月後の月末日を計算する
セルB1に「2024/01/15」と入力されている場合、3か月後の月末日を求めるには次のようにします。結果は「2024/04/30」となります。
=EOMONTH(B1, 3)
6か月前の月末日を計算する
セルC1に「2024/09/15」と入力されている場合、6か月前の月末日を計算するには次のようにします。結果は「2024/03/31」となります。
=EOMONTH(C1, -6)
EOMONTH関数は、特定の日付から何か月後または何か月前の月末日を計算するのに便利です。特に、月末基準の締め処理やスケジュール管理、予算計画に役立ちます。
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