ExcelのMATCH関数は、指定された値が範囲内で最初に出現する位置(インデックス番号)を返すExcel関数です。主にデータが格納されている範囲内で特定の値を検索し、その位置を特定するのに使用します。具体的な使い方や、注意点やサンプルを紹介します。
以下のようなシーンで利用されます。
1. 特定の値がリストやテーブル内でどこに位置するかを知りたい。
2. 他の関数と組み合わせて、特定の条件に一致するデータの位置を特定したり、操作したりしたい。
3. 複数のリストやテーブルを関連付けたり、結合したりする際に、対応するデータを検索するのに使用されます。
=MATCH(検索する値, 検索範囲, [一致の種類])
・検索する値
検索を行うための値を指定します。
・検索範囲
検索する値が含まれる範囲を指定します。通常、検索する値を含む列や行の範囲を指定します。
・一致の種類(オプション)
省略可能な引数で、検索する値と一致する方式を指定します。0(または省略)は完全一致、1は近似一致(範囲が昇順に並べ替えられている必要があります)、-1は近似一致(範囲が降順に並べ替えられている必要があります)です。
1. MATCH関数は、指定された値が範囲内で最初に出現する位置のインデックス番号を返します。そのため、重複する値がある場合は最初に一致した位置が返されます。
2. 一致の種類を指定しない場合は、デフォルトで完全一致が使用されます。範囲が昇順または降順に並べ替えられている場合は、近似一致を使用することもできます。
3. 近似一致を使用する場合、範囲が昇順または降順に並べ替えられている必要があります。そうでない場合、正しい結果が得られない可能性があります。
=MATCH("apple", A1:A10, 0)
この式は、A1からA10までのセル範囲内で"apple"が最初に出現する位置のインデックス番号を返します。
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