Excel 関数 「#NAME?」エラーは基本的に入力ミスによるものが多いので、スペルや名前付き範囲を正確に使うことで解決できます。具体的には、次のような状況で発生します。
関数名を正しく入力しなかった場合、Excelがその関数を認識できずに「#NAME?」が表示されます。
=SOM(A1:A5) （正しくは =SUM(A1:A5) ）
数式内で名前付き範囲や名前が定義されていない場合、Excelはそれを認識できません。
=SalesTotal のように名前付き範囲が定義されていない場合
文字列が引用符（"）で囲まれていないと、Excelはそのテキストを関数や変数と認識しようとしますが、見つからずエラーになります。
=IF(A1=Yes,"OK","NG") （ Yes を "Yes" に修正する必要があります）
関数名にスペルミスがないか確認します。Excelの数式オートコンプリート機能で正しい関数を選択するのが容易です。
※数式オートコンプリートは、例えば＝Sと入力したとき、ALT+↓でSと一致する関数候補が表示する機能です）
数式に名前付き範囲を使用している場合、その範囲が正しく定義されているか確認します。必要に応じて、名前マネージャーで名前を定義します。
※リボンの「数式」タブ⇒「名前の管理」から編集や範囲の変更、削除ができます。
文字列として扱いたい部分は必ず二重引用符（"）で囲みましょう。
特定の関数（例： =NETWORKDAYS ）はアドインが必要な場合があるため、その機能が有効になっているか確認してください。
1.スペルチェックは必ず行いましょう。スペルミスが最も一般的な原因です。
2.名前付き範囲の管理を適切に行うことで、将来のエラーを防げます。
3.Excelのバージョンによって使用できる関数が異なる場合があるため、バージョンに対応した関数を使用することも重要です。
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