
Excel関数 日付や時刻を内部的に「シリアル値」という数値で管理しています。この「シリアル値」を使うことで、日付の計算や表示形式の変更が簡単に行えます。
注意点、サンプルコードをもとに使い方を具体的に解説します。
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Excel シリアル値を使い日付計算や表示形式変更|利用シーン
以下のようなシーンで利用されます。
1.日付の計算を行う場面で使われます。例えば、2つの日付の差を求めたり、特定の日付から何日後、何日前を計算したりする際に、シリアル値を利用します。
2.時間の計算でも同様に、時刻のシリアル値を使って加減算ができます。
Excelでは日付や時刻はシリアル値で管理されているため、次のように日付や時間を数値として扱うことができます。
・日付をシリアル値に変換
日付を入力したセルに`=TEXT(A1,"0")`を使うと、その日付に対応するシリアル値が確認できます。
例: 2024年1月1日はシリアル値で「45292」と表示されます(1900年1月1日から数えた日数)。
・シリアル値を日付に変換:数値を日付として表示する場合、セルの表示形式を「日付」に設定することで、数値が日付として表示されます。
例: セルに「45292」と入力し、セルの表示形式を日付に変更すると「2024/01/01」と表示されます。
・シリアル値の日付計算は、1900年1月1日以降の日付にのみ対応しています。それ以前の日付は負の数で扱われ、一般的には使用できません。
・Excelは、1900年をうるう年と誤認するバグがあるため、1900年2月29日が存在するように処理されます(実際には存在しない日付です)。この点には注意が必要です。
Excel シリアル値を使い日付計算や表示形式変更のサンプル
日付のシリアル値を確認する。セルA1に「2024/01/01」と入力
=TEXT(A1,"0")
セルB1に「45292」が表示されます。
シリアル値から日付を表示する。セルA1に「45292」と入力して、セルの表示形式を日付に変更する → セルA1に「2024/01/01」と表示されます。
Excelで日付や時刻を扱う際、シリアル値を知っていると日付計算や表示の理解が深まります。シリアル値を利用すれば、日付や時刻に対して柔軟な操作が可能になるため、実務でのデータ管理や計算が効率的に行えます。
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