Excel関数で複数のセルに入力された文字列を1つのセルに結合する方法

 

Excelで、複数のセルに入力された文字列を1つのセルに 結合 したいときに使う機能です。住所、氏名、製品名やコードなど、別々の情報を一つのセルにまとめたい場面で役立ちます。

注意点、サンプルコードをもとに使い方を具体的に解説します。

 

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Excel 文字列を1つのセルに結合する関数CONCATENATE|TEXTJOIN|&の利用

以下のようなシーンで利用されます。

1.氏名を結合
苗字と名前が別々のセルにあるときに、1つのセルにまとめて表示

2.住所結合
都道府県、市区町村、番地などが別々のセルに入力されている場合、それらを結合して1行で表示

3.データ整理
複数の情報を一つにまとめたいとき

 

使い方

文字列を結合するためには、Excelでは & 記号 か CONCATENATE 関数 、または TEXTJOIN 関数 を使います。

& 記号を使う方法
複数のセルの文字列を簡単につなげる方法

CONCATENATE 関数を使う方法
文字列を結合するための関数です(ただし、最新のExcelでは CONCATENATE は推奨されておらず、代わりに TEXTJOIN が推奨されています)

TEXTJOIN 関数を使う方法
複数のセルの文字列を、 区切り文字を指定して 結合する関数です。例えば、スペースやカンマで区切って結合する場合に便利です。

 

ポイント

1.スペースや区切り文字
文字列をつなげる際に、スペースやカンマなどを間に挟む場合は、 & の間に " " (スペース)や "," (カンマ)を挟む必要があります。

2.空白セル
TEXTJOIN 関数では、空白のセルを無視することができるので、 TRUE と設定すると空のセルがあっても正しく結合できます。

 

Excel 文字列を1つのセルに結合する関数CONCATENATE|TEXTJOIN|&のサンプル

CONCATENATE関数

セル A1 に「山田」、 B1 に「太郎」と入力されている場合、次の式を使います

=CONCATENATE(A1, B1)

結果は「山田太郎」

TEXTJOIN関数

セル A1 に「山田」、 B1 に「太郎」と入力されている場合、次の式でスペースを挟んで結合します。

=TEXTJOIN(" ", TRUE, A1, B1)

結果は「山田 太郎」

&

セル A1 に「東京都」、 B1 に「千代田区」と入力されている場合、次のように住所を結合できます

=A1 & " " & B1

結果は「東京都 千代田区」

記憶定着問題集

1.=CONCATENATE(●●●)

2.=TEXTJOIN(●●●)

 

Excelでは、 & 記号、 CONCATENATE 関数、 TEXTJOIN 関数を使うことで、複数のセルの文字列を簡単に結合できます。目的や必要な区切り文字によって最適な方法を選びましょう。