ExcelのTEXT関数は、数値や日付を指定した形式でテキストとして表示するために使用されます。セルのデータの見栄えやフォーマットをカスタマイズする際に役立ちます。具体的な使い方や、注意点やサンプルを紹介します。
以下のようなシーンで利用されます。
1.日付や時刻を「2024年9月7日」や「09/07/2024」など、任意の形式で表示したい場合。
2.数値に通貨記号や桁区切りを追加したり、パーセンテージを表示したりする場面で使います。
=TEXT(値, "表示形式")
・値
数値や日付など、フォーマットを適用したい対象。
・表示形式
ダブルクォーテーションで囲んで、表示したい形式を指定します。
フォーマットコードが正しくない場合、エラーになるか意図しない表示になることがあります。
セルA1に「2024/9/07」と入力されている場合、その日付を「YYYY/MM/DD」形式で表示するには次のようにします。結果は「2024/09/07」となります。
=TEXT(A1, "yyyy/mm/dd")
日付から曜日を取得する
セルA1に「2024/9/07」と入力されている場合、日付から取得した曜日を表示するには次のようにします。結果は「2024/09/07」となります。結果は「土」となります。
"aaaa"の場合は「土曜日」、"dddd"の場合は「Saturday」、"ddd" の場合は「Sat」
=TEXT(A1,“aaa”)
数値をフォーマット指定で表示
セルA1の12.18567を12.19と表示するには次のようにします。
=TEXT(A1,"####.##")
セルA1の12.18を12.19と表示するには次のようにします。
=TEXT(A1,"0000.00")
セルA1の12.18を1218.000と表示するには次のようにします。
=TEXT(A1,"###.000")
セルA1の1218を1,128と表示するには次のようにします。
=TEXT(A1,"###,###")
セルA1の0.5を50.0%と表示するには次のようにします。
=TEXT(C1, "00.0%")
TEXT関数は、数値や日付を任意の形式でテキストとして表示する便利な関数です。カスタム形式で表示することで、データの見やすさや読みやすさを向上させることができます。
Excel関数を使いこなすことで、データ処理が飛躍的に効率化されましたね。さらに効率を上げたいと思いませんか?次のステップとして、エクセルマクロ記録を習得すれば、手間がかかる作業も一瞬で自動化できます。
詳しく知りたい方は、「ExcelVBAマスターへの第一歩!初心者向けエクセルマクロの作り方」をご覧ください。