Excel 関数 VLOOKUPがうまくいかないは、この5つをチェックすれば原因はわかります。具体的に何をチェックするのか紹介します。
検索する表の範囲が間違っている場合、正しい結果が返されません。
検索値がテーブルの一列目に存在しない、またはスペルミスやデータのフォーマットが異なる。
VLOOKUPの第3引数で指定する列番号が、テーブル内の範囲から外れているとエラーが出ます。
デフォルトでは近似一致が設定されているため、完全一致が必要な場合に誤った結果が返されることがあります。
= VLOOKUP (検索値, 検索範囲, 戻り値の列番号, 検索条件)
検索条件は、TRUEは近似一致、FALSEは完全一致になります。
セル内に余分なスペースがあると、見た目は同じでもExcelは違うデータとして扱います。
正しい表範囲を指定し、検索する値がテーブルの一列目にあることを確認しましょう。
例: =VLOOKUP(A1, B1:D10, 2, FALSE)
※B1:D10が検索範囲です。
近似一致が不要な場合は、最後の引数を FALSE に設定します。
例: =VLOOKUP("商品A", A1:C10, 2, FALSE)
検索値やテーブルのデータに余分なスペースがないか確認し、関数 TRIM でスペースを取り除きましょう。
例: =VLOOKUP(TRIM(A1), B1:D10, 2, FALSE)
列番号は検索範囲内で数える必要があります。例えば、2列目のデータを取り出したい場合は「2」を指定します。
1.データの一致確認
数値データが文字列として扱われていることもあるため、データの形式を揃えることが重要です。
2.エラー処理
IFERRORを使って、見つからなかった場合にエラーメッセージを表示しないように工夫できます。
例: =IFERROR(VLOOKUP(A1, B1:D10, 2, FALSE), "見つかりません")
VLOOKUPがうまくいかない原因は、検索範囲のミスやデータのフォーマットの不一致などが多いので、各要素を丁寧に確認して修正してみてください。
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