VBAエキスパート ベーシックとスタンダードの違い|試験内容・難易度・受験順

 

VBAエキスパートとは、ExcelやAccessで使用されるVBA(Visual Basic for Applications)のスキルを証明する公式資格です。マクロや自動化の知識を客観的に示せるため、業務効率化を求める企業や、スキルアップを目指す社会人に人気があります。

 

資格は「ベーシック」と「スタンダード」の2つのレベルに分かれており、自分のスキルや目的に応じて選択できます。この記事では、両者の違いやおすすめの受験順についてわかりやすく解説していきます。

 

VBAエキスパート試験の2つのレベル

VBAエキスパート試験は次の2段階で構成されています。

 

・ベーシック
VBAの基本文法、簡単なマクロ記録・編集が中心。VBA初心者向け。

・スタンダード
応用的なコード記述、エラー処理、ユーザーフォームの操作など実務的なスキルが求められる。

ベーシックは「VBAの入り口」として、スタンダードは「実務でVBAを使いこなす力を証明」する試験という位置づけです。

VBAエキスパートベーシックとスタンダードの主な違い

比較項目 ベーシック スタンダード
対象者 VBA初心者 VBAの実務経験がある人
出題内容 変数、制御構文、マクロ記録 配列、ユーザーフォーム、エラー処理など
難易度 基礎レベル 応用レベル
学習時間目安 約20~30時間 約40~60時間
おすすめ受験順 初学者はベーシックから 経験者はスタンダードからでも可

 

ベーシックではVBAの「文法」と「基本構造」を理解していれば十分ですが、スタンダードは実務レベルでの応用力と問題解決力が求められます。

 

VBAエキスパートどちらから受けるべき?おすすめの受験順

初心者はベーシックから

VBAを初めて学ぶ方は、ベーシックからの受験をおすすめします。

基本構文の理解が曖昧なままスタンダードを受けると、記述問題や応用的な処理でつまずく可能性が高いです。

経験者はスタンダードからでもOK

すでにVBAで日常的にマクロを組んでいる方は、ベーシックを飛ばしてスタンダードから挑戦するのもありです。

ただし、「自信はあるけど体系的に学んだことはない」という方は、ベーシックで土台を固めるのも一手です。

※スタンダードにはベーシックの内容も含まれています。

VBAエキスパートの試験対策方法とおすすめ教材

おすすめの公式教材

試験範囲に準拠しており、演習問題も豊富です。ベーシック・スタンダードそれぞれに対応した内容です。

 

👉 VBAエキスパート公式テキスト Excel VBA ベーシック

👉 VBAエキスパート公式テキスト Excel VBA スタンダード

 

問題集や模擬試験サイト

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VBAエキスパート ベーシックとスタンダードの違い|まとめ

VBAエキスパートは、実務で役立つVBAスキルを体系的に学び、証明できる資格です。ベーシックとスタンダードでは求められるスキルに大きな差があるため、自身のレベルに合わせて受験順を決めることが成功のカギとなります。

まずはベーシックで基礎を固め、次にスタンダードで実践力を身につける。このステップを踏むことで、業務の自動化や効率化にも自信を持って取り組めるようになります。