Excel VBA Nothingは、オブジェクト変数がオブジェクト参照を持っていないことを示す特別な値です。これを使用して、変数がオブジェクトを参照しているかどうかを確認できます。具体的な使い方や、注意点やサンプルコードを紹介します。
Excel VBA Nothingの利用
以下のようなシーンで利用されます。
・オブジェクト変数が有効なオブジェクトを参照しているかどうか。
・オブジェクトを解放した後に変数が空であるかどうかを確認する。
使い方
オブジェクト変数を"Nothing"と比較することで、その変数がオブジェクトを参照しているかどうかを判断できます。
ポイント
オブジェクト変数は、明示的に"Set"キーワードを使用してオブジェクトに割り当てられる必要があります。
Excel VBA Nothingのサンプルコード
Option Explicit
Sub CheckObject()
Dim obj As Object
If obj Is Nothing Then
MsgBox "オブジェクトは参照されていません。"
Else
MsgBox "オブジェクトが参照されています。"
End If
Set obj = ThisWorkbook
If obj Is Nothing Then
MsgBox "オブジェクトは参照されていません。"
Else
MsgBox "オブジェクトが参照されています。"
End If
End Sub
サンプルコードは、オブジェクト変数`obj`が"Nothing"かどうかをチェックしています。最初のifで、オブジェクトは参照されていませんと表示、2番目のifで、オブジェクトが参照されていますと表示します。
Excel VBAで自動化するコードのベースを習得したい方におすすめ!
VBAエキスパート資格は、日常業務でExcelを多用し、手動作業を減らしたいと考えている方には価値あるものです。
ExcelVBAエキスパートベーシック
仕事の効率をあげるためにExcelVBAを利用する人が対象の問題集です。
ExcelVBAエキスパートスタンダード
ExcelVBAの開発を仕事にする人が対象の問題集です。
Excel VBA エキスパート資格について知りたい方は、下記「Excel VBAスキルアップを目指すなら知っておきたいVBAエキスパート」をご確認ください。