Excel VBA のオプションボタン（ラジオボタン）は、ユーザーに一つの選択肢を選ばせるためのコントロールです。複数のオプションボタンの中で一つだけ選択できるようになっています。具体的な使い方や、注意点やサンプルコードを紹介します。
以下のようなシーンで利用されます。
・フォームやユーザーフォームにおいて、複数の選択肢から一つを選ばせる
・設定やオプションの選択を必要とする
オプションボタンをユーザーフォームやワークシートに配置し、VBAコードでその選択状態を取得・操作します。
・同じグループ内のオプションボタンは、一つの選択肢しか選択できません。グループ化はフォームのフレームコントロールなどを使って行います。
・オプションボタンの状態を取得する場合は、その Value プロパティを確認します。
1.ユーザーフォームの作成
① Excelの開発タブを開き、ユーザーフォームを挿入します。
② ユーザーフォームに3つのオプションボタン（OptionButton1、OptionButton2、OptionButton3）を配置します。
③コマンドボタン（CommandButton1）を配置して、クリック時に選択結果を表示します。
2.VBAコードの追加
以下のコードをユーザーフォームのコードウィンドウに追加します。
Option Explicit
Private Sub CommandButton1_Click()
Dim selectedOption As String
If OptionButton1.Value = True Then
selectedOption = "オプション1が選択されました。"
ElseIf OptionButton2.Value = True Then
selectedOption = "オプション2が選択されました。"
ElseIf OptionButton3.Value = True Then
selectedOption = "オプション3が選択されました。"
Else
selectedOption = "オプションが選択されていません。"
End If
MsgBox selectedOption
End Sub1.ユーザーフォームを表示する以下のコードを標準モジュールに追加して、ユーザーフォームを表示します。
Option Explicit
Sub ShowUserForm()
UserForm1.Show
End Sub2.ユーザーフォームを実行する Alt + F8 を押して「マクロ」ダイアログを開き、ShowUserForm を選択して実行します。
オプションボタンは、ユーザーが複数の選択肢の中から一つを選ぶ場面で役立ちます。VBAコードを使って選択状態を取得し、適切な処理を行うことができます。同じグループ内のオプションボタンを使う際は、フレームなどでグループ化することを忘れないようにしましょう。
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