ExcelVBA 印刷時にページ分割する場所を指定するページ区切りのやり方

以下のようなシーンで利用で表示します。

1.印刷レイアウトの調整
データが見やすいようにページを分割

2.特定範囲のページ分け
大量のデータを効率よく印刷するためにページを整理

3.印刷時のトラブル防止
ページ途中で表が切れるのを防ぐ。

Option Explicit

Sub AddHorizontalPageBreak()
    ' シートを指定
    Dim ws As Worksheet
    Set ws = ThisWorkbook.Sheets("Sheet1")
    
    ' 5行目に水平ページ区切りを追加
    ws.HPageBreaks.Add Before:=ws.Rows(5)
End Sub

垂直ページ区切りを追加。特定の列でページを分割します。

Option Explicit

Sub AddVerticalPageBreak()
    ' シートを指定
    Dim ws As Worksheet
    Set ws = ThisWorkbook.Sheets("Sheet1")
    
    ' C列に垂直ページ区切りを追加
    ws.VPageBreaks.Add Before:=ws.Columns(3)
End Sub

既存のすべてのページ区切りを削除する。ページ区切りをリセットする方法です。

Option Explicit

Sub RemoveAllPageBreaks()
    ' シートを指定
    Dim ws As Worksheet
    Set ws = ThisWorkbook.Sheets("Sheet1")
    
    ' すべての水平ページ区切りを削除
    Do While ws.HPageBreaks.Count > 0
        ws.HPageBreaks(1).Delete
    Loop
    
    ' すべての垂直ページ区切りを削除
    Do While ws.VPageBreaks.Count > 0
        ws.VPageBreaks(1).Delete
    Loop
End Sub

ページ設定と組み合わせる。ページサイズや印刷範囲と一緒に設定

Option Explicit

Sub SetupPageWithBreaks()
    Dim ws As Worksheet
    Set ws = ThisWorkbook.Sheets("Sheet1")
    
    ' 印刷範囲を設定
    ws.PageSetup.PrintArea = "$A$1:$D$50"
    
    ' ページ区切りを追加
    ws.HPageBreaks.Add Before:=ws.Rows(25)
    ws.VPageBreaks.Add Before:=ws.Columns(3)
End Sub

ページ区切りを適切に設定すると、印刷時のレイアウトが見やすく整い、データが途中で途切れる問題を防げます。VBAを使えば、大量のデータでも効率よくページ分けを自動化可能です。