ExcelVBA ピボットテーブルの「行ラベル」に複数フィールドを追加する方法

 

ピボットテーブルで「行ラベル」に複数のフィールドを追加することで、階層構造を作成し、データを詳細に分析することができます。Excel VBAを使用すると、この操作を自動化できるため、作業の効率が上がります。

使い方や注意点など、サンプルコードをもとに具体的に解説します。

 

Excel VBA ピボットテーブル「行ラベル」に複数フィールドを追加する利用

以下のようなシーンで利用されます。

1.部署別、年別、月別などの階層的なデータを分析したい。

2.複数のカテゴリで集計したデータを簡単に表示したい。

3.定期的に複数の行ラベルを追加する必要があるときに、自動化したい。

使い方

PivotFieldsで行ラベルに複数のフィールドを追加を入れます。

 

ポイント

1.フィールド名は、ピボットテーブルのデータソースにある列名と一致させる必要があります。

2.ピボットテーブルの名前やシート名は、環境に応じて適宜変更してください。

3.ピボットテーブルのデータソースが正確であることを確認してください。そうしないと、エラーが発生する可能性があります。

 

Excel VBA ピボットテーブル「行ラベル」に複数フィールドを追加するサンプルコード
Option Explicit

Sub AddMultipleRowLabels()
    Dim ws As Worksheet
    Dim pivotTable As pivotTable

    ' ピボットテーブルがあるシートを指定
    Set ws = ThisWorkbook.Sheets("ピボットシート")
    ' ピボットテーブルを指定
    Set pivotTable = ws.PivotTables("SamplePivotTable")

    ' ピボットテーブル初期化
    pivotTable.ClearTable

    ' 行ラベルに複数のフィールドを追加
    pivotTable.PivotFields("年月").Orientation = xlRowField
    pivotTable.PivotFields("商品").Orientation = xlRowField

    MsgBox "複数の行ラベルが追加されました!"
End Sub

1.シートとピボットテーブルの指定
Set ws = ThisWorkbook.Sheets("Sheet1") で、ピボットテーブルがあるシートを指定します。
Set pivotTable = ws.PivotTables("PivotTable1") で、操作するピボットテーブルを指定します。

2.行ラベルの設定
pivotTable.RowFields.Clear で既存の行ラベルをクリアします。
pivotTable.PivotFields("フィールド名").Orientation = xlRowField で、複数のフィールドを行ラベルに追加します。

フィールドの追加順序によって、ピボットテーブルの階層が決まります。例えば、「部門」→「年」→「月」の順に追加すると、部門別に年と月が表示される階層構造になります。フィールド名は、必ず正しい列名を指定するようにしましょう。間違った名前を指定するとエラーが発生します。

 

記憶定着問題集

操作方法:1.●●●をクリック(スマホはタップ)で答え表示。2.答えをクリック(スマホはタップ)で●●●表示。1⇔2を繰り返すことで、記憶を定着できます。

1.シートとピボットテーブルの指定
Set ws = ThisWorkbook.Sheets("Sheet1") で、ピボットテーブルがあるシートを指定します。
Set pivotTable = ws●●●("PivotTable1") で、操作するピボットテーブルを指定します。

2.行ラベルの設定
pivotTable●●● で既存の行ラベルをクリアします。
pivotTable.●●●("フィールド名")●●● = xlRowField で、複数のフィールドを行ラベルに追加します。

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