Excel VBA ピボットテーブル自動生成や更新で効率よく分析するやり方

 

Excel VBAを使ってピボットテーブルを操作することで、データ分析を効率化し、繰り返しの手動作業を自動化することができます。使い方や注意点など、サンプルコードをもとに具体的に解説します。

 

基本的な文法やVBAの実践的な応用までを網羅的に学習できる方法は、ExcelVBAエキスパート資格の取得を目指すこと。学習を通して、より効率的に、着実に基礎を身につけることが可能です。資格取得すれば、スキルの証明にもなり、職場での評価アップにも繋がるため、勉強を進めるモチベーションにもなります。
本サイト参考:マクロ知識がないから「何から学べば良いのかわからない」という人におすすめの記事

 

Excel VBA ピボットテーブル自動生成の利用

以下のようなシーンで利用されます。

1.大量のデータを素早く集計・分析し、定期的にピボットテーブルを作成・更新する必要がある。
2.レポート作成の自動化で作業効率を向上させたい。

 

ポイント

1.正しい範囲やピボットテーブル名を指定する必要があります。間違った設定はエラーの原因になります。

2.データ範囲が動的な場合は、範囲を変数として設定するなど工夫が必要です。

 

Excel VBA ピボットテーブル自動生成のサンプルコード
Option Explicit

Sub CreateAndManipulatePivotTable()
    Dim ws As Worksheet
    Dim dataRange As Range
    Dim pivotSheet As Worksheet
    Dim pivotCache As pivotCache
    Dim pivotTable As pivotTable

    ' データがあるシートと範囲を設定
    Set ws = ThisWorkbook.Sheets("ピボットシート")
    Set dataRange = ws.Range("A1").CurrentRegion

    ' ピボットテーブルを挿入するシートを指定
    Set pivotSheet = ThisWorkbook.Sheets("Sheet1")
    pivotSheet.Cells.Clear ' シートをクリア

    ' ピボットキャッシュを作成
    Set pivotCache = ThisWorkbook.PivotCaches.Create( _
        SourceType:=xlDatabase, SourceData:=dataRange)

    ' ピボットテーブルを作成
    Set pivotTable = pivotCache.CreatePivotTable( _
        TableDestination:=pivotSheet.Range("A1"), TableName:="MyPivotTable")

    ' ピボットテーブルにフィールドを追加
    With pivotTable
        .PivotFields("年月").Orientation = xlRowField
        .PivotFields("商品").Orientation = xlDataField
        .PivotFields("金額").Orientation = xlDataField
    End With

    MsgBox "ピボットテーブルを作成しました!"
End Sub

1.データ範囲の設定
Set dataRange = ws.Range("A1").CurrentRegion でデータ範囲を設定します。 CurrentRegion を使うと、連続したデータ範囲が自動的に選択されます。

2.ピボットキャッシュの作成
PivotCaches.Create を使ってデータソースからピボットキャッシュを作成します。

3.ピボットテーブルの作成
CreatePivotTable でピボットテーブルを挿入する位置と名前を指定します。

4.フィールドの設定
Orientation プロパティで、行ラベルや集計項目などのフィールドを設定します。

ピボットテーブル操作を自動化することで、大量のデータを効率よく集計でき、手作業のミスを減らせます。データ範囲やフィールドの設定は変更が可能なので、用途に合わせてカスタマイズしてください。

このコードを使えば、簡単にピボットテーブルを作成し、自動でフィールドを設定することができ、作業の自動化に役立ちます。

 

記憶定着問題集

操作方法:1.●●●をクリック(スマホはタップ)で答え表示。2.答えをクリック(スマホはタップ)で●●●表示。1⇔2を繰り返すことで、記憶を定着できます。

1.データ範囲の設定
Set dataRange = ws.Range("A1").●●● でデータ範囲を設定します。 ●●● を使うと、連続したデータ範囲が自動的に選択されます。

2.ピボットキャッシュの作成
●●● を使ってデータソースからピボットキャッシュを作成します。

3.ピボットテーブルの作成
●●● でピボットテーブルを挿入する位置と名前を指定します。

4.フィールドの設定
●●● プロパティで、行ラベルや集計項目などのフィールドを設定します。

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