Excel VBA シートコピー別ブックは既存ワークシートを他Excelブックにコピー

2024年9月10日 2024年12月3日

Excel VBAで「シートコピー別ブック」とは、既存のワークシートを他のExcelブック（既存のブックや新しいブック）にコピーする操作を指します。特定のシートだけを別のブックに転送し、データの共有や分析が容易になります。具体的な使い方や、注意点やサンプルコードを紹介します。

Excel VBA シートコピー別ブックの利用

以下のようなシーンで利用されます。

・各部門から集まったデータをそれぞれのExcelファイルから取りまとめる際に、個々のシートを一つのファイルにコピーして統合する。

・標準テンプレートのシートをコピーし、他のファイルに組み込む

・特定のデータを他のブックにコピーして、元データを保護しながら分析を行う。

使い方

・コピー元シートの指定: コピーする元のシートを指定します。

・コピー先ブックの指定: 既存の別ブック、もしくは新しいブックにシートをコピーします。

ポイント

1.シート名の重複
コピー先に同じ名前のシートがすでに存在する場合、名前の重複エラーが発生するため、注意が必要です。

2.フォーマットとデータの整合性
コピー先のブックでフォーマットやデータの表示が変わる場合があるため、必要に応じて再確認します。

3.リンクと参照
コピーしたシート内で他のシートやファイルへのリンクがある場合、コピー先でも正しくリンクが維持されるか確認することが必要です。

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Excel VBAで業務を変える佐藤さんの挑戦

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本サイト参考：マクロ知識がないから「何から学べば良いのかわからない」という人におすすめの記事

Excel VBA シートコピー別ブックのサンプルコード

Option Explicit

Sub CopySheetToAnotherWorkbook()
    Dim wsSource As Worksheet
    Dim wbTarget As Workbook
    Dim targetFilePath As String
    
    ' コピー元のシートを指定
    Set wsSource = ThisWorkbook.Sheets("Sheet1")
    
    ' コピー先のブックを開く（既存のブックにコピーする場合）
    targetFilePath = "C:\Users\User\Desktop\DataCsv\NewWorkbook.xlsx"
    Set wbTarget = Workbooks.Open(targetFilePath)
    
    ' シートを別ブックにコピー
    wsSource.Copy After:=wbTarget.Sheets(wbTarget.Sheets.Count)
    
    ' コピー先ブックを保存して閉じる
    wbTarget.Save
    wbTarget.Close
    
    ' 完了メッセージ
    MsgBox "シートが別のブックにコピーされました！"
End Sub

・Set wsSource = ThisWorkbook.Sheets("Sheet1"): コピー元となるシート（この例では「Sheet1」）を指定します。

・Workbooks.Open: コピー先の既存のブックを指定のファイルパスで開きます。ここで targetFilePath にはコピー先ブックのパスを指定します。

・wsSource.Copy After:=wbTarget.Sheets(wbTarget.Sheets.Count): シートをコピーします。コピー先のブックの最後にシートを追加しています。

・wbTarget.Save: コピー先のブックを保存します。

・wbTarget.Close: ブックを閉じて作業完了です。

Excel VBAで「シートコピー別ブック」は、特定のシートを別のブックに転送するための便利な操作です。特に、複数のブックにまたがるデータの統合や、必要なシートの分離保存に役立ちます。シート名の重複やリンクの整合性に注意しながら使用することで、効率的にデータのコピーを行えます。

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