Excel VBA サブルーチンは特定処理をまとめて記述するためのブロック

 

Excel VBA  サブルーチンは、特定処理をまとめて記述するためのブロックです。サブルーチンは、繰り返し行う処理や他のコードから呼び出して実行できる処理を定義するのに使います。サブルーチンはSubキーワードを使って定義し、引数を取ることもできます。具体的な使い方や、注意点やサンプルコードを紹介します。

 

Excel VBA サブルーチンの利用

以下のようなシーンで利用されます。

・繰り返し使う処理をまとめたいとき、例えば、複数の場所で使われる同じデータの計算処理をサブルーチンとして定義する。

・コードを整理したいとき、1つの大きな処理を複数のサブルーチンに分割して、見通しを良くする。

使い方

1.サブルーチンの定義
Subキーワードを使ってサブルーチンを定義します。サブルーチンには名前を付ける必要があります。

2.サブルーチンの呼び出し
定義したサブルーチンを他の場所から呼び出して実行します。

3.引数の使用
必要に応じて、サブルーチンに引数を渡して処理を行います。

 

ポイント

・戻り値を返さない。サブルーチンは値を返さないため、戻り値が必要な場合は「Function」を使います。

・可読性の向上。サブルーチンを使ってコードを整理することで可読性が向上しますが、適切に分割しないと逆に複雑になることもあります。

 

Excel VBA サブルーチンのサンプルコード
Option Explicit

Sub Main()
    ' サブルーチンを呼び出す
    Call DisplayGreeting("こんにちは")
    Call DisplayGreeting("おはようございます")
End Sub

' サブルーチンの定義
Sub DisplayGreeting(greeting As String)
    ' 挨拶を表示する処理
    MsgBox greeting
End Sub

・Sub Main() はメインの処理を行うサブルーチンです。

・DisplayGreeting サブルーチンは、引数として渡された挨拶のメッセージをメッセージボックスで表示します。

・Call DisplayGreeting("こんにちは")` で DisplayGreeting サブルーチンが呼び出され、"こんにちは"というメッセージが表示されます。

サブルーチンは、特定の処理をまとめて再利用可能にするための便利な機能です。コードを整理し、重複を避けることで、保守性と可読性を向上させることができます。初心者の方も、ぜひサブルーチンを使ってコードの整理を心がけてみてください。

 

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