
ExcelVBA 現在操作しているブックや特定ブックの名前を取得します。ブック名を特定することで、条件に応じた処理や他のファイルとの連携を行う際に役立ちます。。使い方や注意点など、サンプルコードをもとに具体的に解説します。
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目次
Excel VBA ブックの名前を取得する処理の利用
以下のようなシーンで利用されます。
1.開いているブックの一覧を取得して、特定の処理を行う。
2.ブック名を動的に取得して、保存やファイル操作に利用する。
3.特定の条件に一致するブックを操作する。
Excel VBA ブックの名前を取得する処理の利用|使い方とポイント
Workbook.Nameプロパティを使用すると、対象ブックの名前を取得できます。
ファイルのフルパス(保存場所を含むファイル名)が必要な場合は Workbook.FullName を使用します。
1.拡張子の確認
.xlsx や .xlsm など、拡張子が含まれる名前で返されます。
2.ブックが開かれていること
対象のブックが開かれていないと、エラーが発生します。
3.複数ブックの確認
複数のブックを開いている場合、適切なブックオブジェクトを参照する必要があります。
Excel VBA ブックの名前を取得する処理のサンプルコード
Option Explicit
Sub GetActiveWorkbookName()
Dim wbName As String
' アクティブなブックの名前を取得
wbName = ActiveWorkbook.Name
MsgBox "アクティブなブックの名前: " & wbName
End Sub
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フルパス(保存先を含む名前)を取得
Option Explicit
Sub GetActiveWorkbookFullName()
Dim wbFullName As String
' アクティブなブックのフルパスを取得
wbFullName = ActiveWorkbook.FullName
MsgBox "アクティブなブックのフルパス: " & wbFullName
End Sub
開いているすべてのブックの名前を取得
Option Explicit
Sub GetAllWorkbookNames()
Dim wb As Workbook
Dim wbNames As String
wbNames = "開いているブック一覧:" & vbCrLf
For Each wb In Workbooks
wbNames = wbNames & wb.Name & vbCrLf
Next wb
MsgBox wbNames
End Sub
特定のブック名を確認
Option Explicit
Sub CheckSpecificWorkbook()
Dim targetName As String
Dim wb As Workbook
Dim found As Boolean
targetName = "SampleWorkbook.xlsx" ' 対象のブック名
found = False
For Each wb In Workbooks
If wb.Name = targetName Then
MsgBox "ブックが見つかりました: " & targetName
found = True
Exit For
End If
Next wb
If Not found Then
MsgBox "ブックが見つかりません: " & targetName
End If
End Sub
名前だけが必要なら Name 、フルパスが必要なら FullName を使います。ブックが閉じられている場合や、特定の名前のブックが存在しない場合に備えてエラーチェックを行うと安全です。
この機能を利用することで、ブックを柔軟に操作でき、効率的な処理の構築に役立ちます。
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