Excel VBA WorksheetFunctionはExcelの組み込み関数をVBAから利用

2024年7月15日 2024年11月16日

Excel VBA WorksheetFunctionは、Excelの組み込み関数をVBAから利用するためのオブジェクトです。具体的な使い方や、注意点やサンプルコードを紹介します。

Excel VBA WorksheetFunctionを利用

以下のようなシーンで利用されます。

・複数のセルや範囲のデータを処理して、合計、平均、最大値、最小値などの計算を行う。

・条件に基づくデータの操作**: 条件を満たすデータの検索や集計を行う。

使い方

WorksheetFunctionオブジェクトを使用するためには、以下のように記述します。
Application.WorksheetFunction.関数名(引数・・・)

・A1からA10までの範囲の合計を計算
Application.WorksheetFunction.Sum(Range("A1:A10"))

・B1からB10までの範囲の平均を計算
Application.WorksheetFunction.Average(Range("B1:B10"))

ポイント

・ワークシート関数を使用する際には、エラーが発生する可能性があります。特にデータが存在しないセルに対して関数を適用する場合、エラーをチェックし、適切に処理する必要があります。

・大量のデータに対して関数を使用する場合、処理時間が長くなる可能性があるため、効率的なコーディングを心がけることが重要です。

Excel VBA WorksheetFunctionのサンプルコード

Option Explicit

Sub UseWorksheetFunction()
    Dim result As Double
    Dim wsFunc As WorksheetFunction
    
    ' WorksheetFunctionオブジェクトをセットアップ
    Set wsFunc = Application.WorksheetFunction
    
    ' SUM関数の使用例
    result = wsFunc.Sum(Range("A1:A10"))
    MsgBox "合計は " & result & " です。"
    
    ' AVERAGE関数の使用例
    result = wsFunc.Average(Range("B1:B10"))
    MsgBox "平均は " & result & " です。"
    
End Sub

サンプルコードでは、WorksheetFunctionオブジェクトを使用して、SUM、AVERAGE関数を実行しています。これにより、Excelの豊富な計算機能をVBAコードで活用できます。

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