Excel VBA を使用して、XMLファイルから特定の要素や属性を取得する。これで他のシステムから提供されたXMLデータをExcelに取り込んで利用することが可能になります。具体的な使い方や、注意点やサンプルコードを紹介します。
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以下のようなシーンで利用されます。
・外部システムからのデータ連携が必要な場合
・Webサービスから取得したデータをExcelに取り込みたい。
・XMLファイルを解析して、必要な情報を抽出しExcelで利用する。
VBAでXML要素を取得するには、MSXMLライブラリを利用します。このライブラリを使用して、XMLファイルを読み込み、特定の要素や属性を取得することができます。
・XMLの構造を正しく理解し、適切なXPathを使用して要素を指定する必要があります。
・大規模なXMLファイルを処理する場合、メモリ使用量や処理速度に注意が必要です。
Option Explicit
Sub GetXMLElement()
Dim xmlDoc As Object
Dim xmlNode As Object
Dim xmlNodes As Object
Dim i As Integer
' XMLドキュメントを作成
Set xmlDoc = CreateObject("MSXML2.DOMDocument")
xmlDoc.async = False
xmlDoc.Load ThisWorkbook.Path & "C:\Users\User\Desktop\DataCsv\output.xml"
' XMLの読み込みに成功したかチェック
If xmlDoc.parseError.ErrorCode <> 0 Then
MsgBox "XMLの読み込みに失敗しました: " & xmlDoc.parseError.reason
Exit Sub
End If
' 特定の要素を取得 (例: "Record" 要素)
Set xmlNodes = xmlDoc.getElementsByTagName("Record")
' 取得した要素をExcelシートに書き出す
For i = 0 To xmlNodes.Length - 1
Set xmlNode = xmlNodes.Item(i)
' ID, Name, Age の要素を取得
Cells(i + 1, 1).Value = xmlNode.getAttribute("ID")
Cells(i + 1, 2).Value = xmlNode.getAttribute("Name")
Cells(i + 1, 3).Value = xmlNode.getAttribute("Age")
Next i
MsgBox "XML要素の取得が完了しました。"
End Sub
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1.変数の宣言
・xmlDoc: XMLドキュメントオブジェクト
・xmlNode: 個々のXML要素を保持するオブジェクト
・xmlNodes: 複数のXML要素を保持するオブジェクト
・i: ループカウンター
2.XMLドキュメントの作成
・Set xmlDoc = CreateObject("MSXML2.DOMDocument"): XMLドキュメントオブジェクトを作成します。
・xmlDoc.async = False: 非同期読み込みを無効にします。
・xmlDoc.Load ThisWorkbook.Path & "\output.xml": XMLファイルを読み込みます。
3.XMLの読み込みチェック
・If xmlDoc.parseError.ErrorCode <> 0 Then: 読み込みエラーが発生した場合、エラーメッセージを表示して処理を終了します。
4.特定の要素を取得
・Set xmlNodes = xmlDoc.getElementsByTagName("Record"): "Record" 要素をすべて取得します。
5.取得した要素をExcelシートに書き出す
- ループを使用して各 "Record" 要素を処理し、ID, Name, Age の属性をExcelシートに書き出します。
6.メッセージの表示
・MsgBox "XML要素の取得が完了しました。": 処理完了のメッセージを表示します。
サンプルコードでは、Excel VBAを使ってXMLファイルから特定の要素を取得する方法を理解できます。
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