ExcelVBA取得者をして働きたいけれど、何の準備が必要?
バリバリコードが書けるまでなっていないといけないのか?
事務員として就職する場合でも必要?こんな疑問もあるのでは?
IT系の仕事ができる人には、なんとなく技術屋として、さまざまなことの理解が必要な印象がありますが、どのくらいのレベルを求められているのかイメージがわきづらいですね。
現役ITベンダー、IT派遣社員、ITフリーランスの経験者が、入社してくる人材の求めているのは、コードの基礎的理解より、問題を解決する観点と聞きます。
コードの基礎は必要ですが、実践で経験を積めば自然に慣れてくるが、問題を解決する観点がないと、疑問に思わない開発者になってしまう。
なぜと思うことがないと、開発、テストなど、すべて表面的になってしまい、改善につながらないコードになるからです。
この記事は、現役ITベンダー、IT派遣社員、ITフリーランス経験者の話を交えながら、就職前に習得して欲しい観点を整理しました。
具体的に何ができればいいか解説します。最後まで読めば、就職前に習得する問題を解決する観点がわかります。
目次
ExcelVBA取得者が就職前に習得する問題解決する観点
ExcelVBA技術者になるには、問題を解決するための、以下の観点や考え方が重要です。
問題の理解
初めに、問題の本質を理解することが重要。問題が何であり、なぜそれが問題なのかを明確に把握することが、解決に向けたステップです。
要件の洗い出し
問題を解決するために必要な要件を特定します。どのようなデータや機能が必要か、そして解決策がどのように作られるべきかを明確にします。
設計思考
問題解決には設計思考が重要です。効果的な解決策を作成するために、異なる視点からのアプローチを検討し、複数の解決策を考えます。
効率性と堅牢性(けんろうせい)
作成した解決策が効率的であり、かつ堅牢(けんろう:こわれにくい)であることが求められます。コードがスムーズに動作し、様々な状況に対応できるようにする設計が必要です。
エラー処理とデバッグ
問題解決においては、エラー処理やデバッグ能力も不可欠です。コードが期待どおりに動かない場合に備えて、問題の特定と修正ができるようにすることが重要です。
ExcelVBA取得者が就職前に習得する問題を知るポイント
たとえば、事務関係の仕事で、よくある問題を紹介します。
日々同じ手順で行うデータの整理や処理があります。
繰り返し作業を手動で行うと時間がかかりますが、ExcelVBAを使用してこれらの作業を自動化できます。
具体的な問題は、時間の無駄やヒューマンエラーが生じる可能性です。
膨大なデータが扱われることがあります。
これらのデータを整理、フィルタリング、分析する際にExcelVBAを使うと効率的です。
顕在的な問題は、大量のデータを手作業で処理すると時間がかかることです。
特定のレポートや文書を定期的に作成す処理があります。
これらのレポートを自動生成するためにExcelVBAを利用できます。
具体的な問題は、カスタマイズされたレポートを手作業で作成すると一貫性が欠けたり、時間がかかることです。
これらの具体的な問題は、さまざまな仕事のなかで発生します。
ITの人はシステム化する際に、担当者にヒアリングします。このヒアリングで「なぜ?そんな無駄なことをしているのですか」と、それを言っちゃあおしまいだよの表現をする人がいます。
事務方で働いている人は、諸先輩から脈々と受け継がれ、教えられたことを忠実にしているだけで、そこに無駄があるなんかの発想や疑問はありません。
問題を解決する観点が見つかったらワクワクしますが、改善する対象部署や担当者への説明には配慮が必要です。