Excel VBAエキスパート資格・スタンダード解説｜Subプロシージャ引数

Excel VBAエキスパート資格・スタンダード試験対策の問題集に出題している「Subプロシージャ引数」の解説ページです。

Excel VBA Subプロシージャ引数ByRefとByValの使い方

ExcelVBAのSubプロシージャの引数、参照渡しByRefや値渡しByValの使い方について解説します。

Excel VBA Subプロシージャ引数ByRefとByValの注意点

Excel VBA Subプロシージャ引数ByRefとByValの使い方

Sub MainProcedure()
    Dim num As Integer
    num = 10
    
    ' 参照渡し（ByRef）を使ってSubプロシージャを呼び出す
    Call ChangeNumberByRef(num)
    MsgBox "ByRefで変更された値は " & num & " です。"
    
    ' 値渡し（ByVal）を使ってSubプロシージャを呼び出す
    Call ChangeNumberByVal(num)
    MsgBox "ByValで変更された値は " & num & " です。"
End Sub

Sub ChangeNumberByRef(ByRef value As Integer)
    ' 参照渡し（ByRef）で値を変更する
    value = value + 5
End Sub

Sub ChangeNumberByVal(ByVal value As Integer)
    ' 値渡し（ByVal）で値を変更するが、元の変数には影響しない
    value = value + 10
End Sub

この例は、MainProcedureというSubプロシージャからChangeNumberByRefとChangeNumberByValという2つのSubプロシージャを呼び出しています。

ChangeNumberByRefでは引数をByRef（参照渡し）で受け取り、値を変更しています。

ChangeNumberByValでは引数をByVal（値渡し）で受け取り、値を変更していますが、元の変数には影響を与えません。それぞれのSubプロシージャの結果がメッセージボックスで15を表示します。

モジュール変数やPublic変数は、Subプロシージャ内でなくても利用できる変数です。これらの変数は、プロシージャ内で引数として渡す必要なく、コードの異なる部分で共有できます。

' モジュール内のモジュール変数
Dim moduleVariable As Integer

Sub ProcedureWithModuleVariable()
    ' モジュール変数の使用
    moduleVariable = 5
    MsgBox "モジュール変数の値は " & moduleVariable & " です。"
End Sub

' Public変数（別のモジュールで宣言された場合）
Public publicVariable As Integer

Sub ProcedureWithPublicVariable()
    ' Public変数の使用
    publicVariable = 10
    MsgBox "Public変数の値は " & publicVariable & " です。"
End Sub

この例は、モジュール変数 moduleVariableとPublic変数 publicVariable を定義しています。

それぞれのSubプロシージャ内でこれらの変数が利用されており、値が設定された後、メッセージボックスでその値が表示されます。

Subプロシージャ引数｜記憶定着問題集