Excel VBAエキスパート資格・ベーシック解説｜セル操作Formula

Excel VBAエキスパート資格・ベーシック試験対策の問題集に出題している「セル操作Formula」の解説ページです。

Excel VBAの「Formula」プロパティは、セルに格納された数式や関数を取得したり、設定に使用します。数式の動的な生成や取得、変更に役立ちます。

Formulaの使い方

「Formula」プロパティは、プロパティを使用することで、特定のセルの数式を取得したり、新しい数式を設定したりできます。例えば、次のように使用できます。

' セルA1に数式を設定
Range("A1").Formula = "=SUM(B1:B5)"

' セルA1の数式を取得して、メッセージボックスに表示
MsgBox Range("A1").Formula

Sub SetExternalReferenceFormula()
    ' 別のシートからのデータを参照する数式を設定
    Range("A1").Formula = "='Sheet2'!B2"
End Sub

Sub SetDynamicComplexFormula()
    Dim formula As String
    
    ' 複雑な数式を動的に組み立て
    formula = "=IF(A1>10, B1*C1, SUM(D1:D10))"
    
    ' セルに数式を設定
    Range("E1").Formula = formula
End Sub

変数を使用して複雑な数式を組み立てて、セルに設定します。特定の条件に基づいて数式を柔軟に変更したい場合に利用できます。

Sub SetAutoCalculationFormula()
    Dim ws As Worksheet
    Dim tbl As ListObject
    
    ' シートとテーブルの設定
    Set ws = ThisWorkbook.Sheets("Sheet1")
    Set tbl = ws.ListObjects("テーブル1")
    
    ' 列の自動計算を設定
    tbl.ListColumns("Rritu").DataBodyRange.formula = "=[Rieki] / [Uriage]"
End Sub

テーブル内の列（UriageとRieki）のデータが変更されるたびに、指定された数式に基づいて利益率（Rritu）を自動的に再計算します。これで、テーブル内のデータが更新された際に、関連する統計情報も即座に更新されます。

セル操作Formula｜記憶定着問題集