Excel VBAの文字列操作する関数は、指定した文字列の長さや一部を取り出したり、大文字や小文字に変換したり、空白を削除したり、文字列操作に使います。
文字列操作の関数の使い方
文字列関数の種類
Len(文字列)
文字列の長さを返します。
Left(文字列,文字数)
文字列の左側から指定した数の文字を抽出します。
Right(文字列,文字数)
文字列の右側から指定した数の文字を抽出します。
Mid(文字列,開始位置,文字数)※文字数省略で最後まで取得)
文字列の指定位置から指定した数の文字を抽出します。
LCase(文字列)
文字列を小文字に変換します。
UCase(文字列)
文字列を大文字に変換します。
LTrim(文字列)
文字列の先頭にある空白を削除します。
RTrim(文字列)
文字列の末尾にある空白を削除します。
Trim(文字列)
文字列の先頭と末尾にある空白を削除します。
Replace(文字列,検索文字列,置換文字列)
文字列内の特定の文字列を置換します。
InStr(文字列,開始位置)
文字列内に検索文字列が存在する位置を数値で返します。
'Len: 文字列の長さを返します。
Dim textLength As Integer
textLength = Len("Hello") ' textLength は 5 になります
'Left: 文字列の左側から指定した数の文字を抽出します。
Dim leftPart As String
leftPart = Left("Hello", 3) ' leftPart は "Hel" になります
'Right: 文字列の右側から指定した数の文字を抽出します。
Dim rightPart As String
rightPart = Right("Hello", 2) ' rightPart は "lo" になります
'Mid: 文字列の指定位置から指定した数の文字を抽出します。
Dim midPart As String
midPart = Mid("Hello", 2, 3) ' midPart は "ell" になります
'LCase: 文字列を小文字に変換します。
Dim lowercaseText As String
lowercaseText = LCase("Hello") ' lowercaseText は "hello" になります
'UCase: 文字列を大文字に変換します。
Dim uppercaseText As String
uppercaseText = UCase("Hello") ' uppercaseText は "HELLO" になります
'LTrim: 文字列の先頭にある空白を削除します。
Dim trimmedText As String
trimmedText = LTrim(" Hello") ' trimmedText は "Hello" になります
'RTrim: 文字列の末尾にある空白を削除します。
Dim rightTrimmedText As String
rightTrimmedText = RTrim("Hello ") ' rightTrimmedText は "Hello" になります
'Trim: 文字列の先頭と末尾にある空白を削除します。
Dim trimmedText As String
trimmedText = Trim(" Hello ") ' trimmedText は "Hello" になります
'Replace: 文字列内の特定の文字列を置換します。
Dim replacedText As String
replacedText = Replace("Hello", "H", "J") ' replacedText は "Jello" になります
'InStr: 文字列内に検索文字列が存在する位置を数値で返します
Dim instrText As String
instrText = InStr("Hello", "H") ' instrText は 1 になります
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