Excelで数値をマイナス(負の数値)を「-」の代わりに△表現する方法

 

Excelでマイナス(負の数値)を「-(ハイフン)」の代わりに「△(三角)」で表現することで、特定の業界やレポートのスタイルに合わせたマイナス表示を実現します。特に財務報告や損益計算書などでよく使われます。

注意点、サンプルコードをもとに使い方を具体的に解説します。

 

Excel 「△」を使ってマイナス表現する利用

以下のようなシーンで利用されます。

1.財務報告書や経営資料でマイナスの値をわかりやすく、見やすい形式にしたい

2.損益の結果を直感的に「△」で表現したい

 

使い方

1.セルの書式設定を使う方法
「△」を使ったマイナス表示をするには、Excelのユーザー定義書式を使用します。

操作手順
1. 該当するセルや範囲を選択します。
2. 「セルの書式設定」を開きます。
3. 「表示形式」タブで「ユーザー定義」を選択します。
4. 「種類」欄に以下の書式を入力します: 0;[赤]"△"0

0:正の数を通常表示します。
[赤]:"赤"でマイナスの数を表示します。
"△"0:マイナスの数を「△」で表示します。

1000 → 1000 と表示されます。
1000 → △1000 と表示されます。

2.TEXT関数を使う方法
特定のセルのマイナス数値を「△」で表現したい場合に、TEXT関数を使って実現できます。

式例:=IF(A1<0, "△"&TEXT(ABS(A1), "0"), A1)

A1の値が負の数なら「△」を付けて表示し、正の数ならそのまま表示します。

 

ポイント

1.セルの書式設定では、数値そのものは保持されるため、計算には影響がありません(例:集計や計算式を使用しても正しく処理されます)。

2.TEXT関数を使って作成した場合は、数値が文字列扱いになるため、そのまま計算に使用できなくなる点に注意が必要です。数値として扱う必要がある場合は、元の数値を別途保持しておくか、計算用のセルを分けましょう。

 

Excel「△」を使ってマイナス表現するTEXT関数サンプル
=IF(A1<0, "△"&TEXT(ABS(A1), "0"), A1)

A1の値が-5000なら「△5000」、5000なら「5000」と表示されます。

Excelでマイナス値を「△」で表示する方法は、財務データや損益表などでよく利用されます。セルの書式設定を使うことで計算に影響を与えずに視覚的にマイナスを「△」で表現でき、TEXT関数を使う場合はテキストとして出力が可能です。状況に応じて使い分けましょう。

 

記憶定着問題集

1.セルの書式設定を使う方法
「△」を使ったマイナス表示をするには、Excelのユーザー定義書式を使用します。

操作手順
1. 該当するセルや範囲を選択します。
2. 「セルの書式設定」を開きます。
3. 「表示形式」タブで「●●●」を選択します。
4. 「●●●」欄に以下の書式を入力します: ●●●

0:正の数を通常表示します。
[赤]:"赤"でマイナスの数を表示します。
"△"0:マイナスの数を「△」で表示します。

1000 → 1000 と表示されます。
1000 → △1000 と表示されます。

2.TEXT関数を使う方法
特定のセルのマイナス数値を「△」で表現したい場合に、TEXT関数を使って実現できます。

式例:=IF(A1<0, "△"&●●●(●●●(A1), "0"), A1)

A1の値が負の数なら「△」を付けて表示し、正の数ならそのまま表示します。