Excel 関数 「#N/A」エラーは、検索値が見つからない場合に起こるため、データの範囲や値を確認し、必要に応じてエラー処理を追加することで問題を回避できます。具体的には、次のような状況で発生します。
「#N/A」エラーは、指定されたデータが見つからない場合に表示されます。特に、VLOOKUPやHLOOKUP、MATCH関数などの検索系関数を使用した際に、検索値がデータ範囲内に見つからなかった場合に発生します。
=VLOOKUP(A1, B1:B10, 1, FALSE) で、A1に入力されている値がB1:B10に見つからない場合に「#N/A」エラーが表示されます。
検索値が間違っていないか、または検索範囲が正しく設定されているか確認します。スペルミスや空白文字が含まれていないかもチェックしましょう。
検索した値が見つからない場合に、別の値を表示したい場合は、IFNA関数を使用します。これにより、#N/Aが発生した際に、指定した値を返すことができます。
=IFNA(VLOOKUP(A1, B1:B10, 1, FALSE), "データなし")
この式は、A1の値が見つからない場合に「データなし」と表示します。
エラー全般を処理する IFERROR 関数を使って、#N/Aを含むあらゆるエラーを処理することも可能です。
=IFERROR(VLOOKUP(A1, B1:B10, 1, FALSE), "見つかりません")
・#N/Aエラーはデータが存在しないことを示しているため、まずは検索値や範囲のミスを確認しましょう。
・IFNA や IFERROR でエラーを隠す場合でも、実際にデータが見つからなかった原因を把握することが重要です。
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