Excel 関数TRANSPOSEで表の行と列の位置を入れ替える方法

 

Excel 関数TRANSPOSEで表の行と列の位置を入れ替える。表で、行と列の位置を入れ替えたい場合に使用します。たとえば、縦に並んでいるデータを横に、またはその逆にしたいときに役立ちます。

注意点、サンプルコードをもとに使い方を具体的に解説します。

 

Excel 関数TRANSPOSEの利用

以下のようなシーンで利用されます。

1.データの整理
データが縦方向に入力されている場合、横方向に並べたほうが見やすい。

2.レポートの作成
列ごとのデータを行に、行ごとのデータを列にまとめ直して表示する。

3.データ分析
縦長のデータを横に展開し、関数やグラフを適用しやすくする。

 

使い方

1.変換したいデータを選択します。

2.新しい場所にセルを選び、次に =TRANSPOSE(変換元の範囲)と入力します。

3.Ctrl + Shift + Enterを押して、配列数式として適用します。これにより、行列が入れ替わります。

 

ポイント

1.配列数式
TRANSPOSE 関数は配列数式として動作するため、範囲をコピーした後、必ず Ctrl + Shift + Enterで確定する必要があります。

2.元データの変更反映
入れ替えたデータは元データとリンクされるため、元データを変更すると入れ替えたデータも変更されます。

3.コピーして値として貼り付ける
リンクが不要な場合は、変換後に値として貼り付けることが推奨されます。

 

Excel 関数TRANSPOSEのサンプル
A1:B3にデータ入力します。これを横に入れ替える場合、以下のようにします

=TRANSPOSE(A1:B3)

この方法で簡単にデータの行列を入れ替えることができます。