Excelで数値に単位を追加して表示して計算に使える書式の使い方

 

Excelで、数値に単位(例:kg, m, 円など)を追加して表示して計算に使える書式は、データの意味を分かりやすく表示しながら、計算を正確に行えます。

注意点、サンプルコードをもとに使い方を具体的に解説します。

 

Excel 数値単位を追加した利用

以下のようなシーンで利用されます。

1.商品の価格や数量に単位をつけて表示したい(例:100円、50kg)

2.結果に単位を含めた数値を表示しながら、計算を続けたい(例:合計金額を「円」単位で表示)

 

使い方

数値に単位を追加する方法として、セルの書式設定を使います。数値そのものは保持され、計算にも使用できますが、表示上は単位が付いたように見えます。

1.セルの書式設定を使う方法
セルに入力した数値に対して、単位を表示する場合、セルの書式設定でカスタム表示を行います。
操作手順
1. 数値が入力されているセルを選択します。
2. セルの書式設定を開きます。
3. 「表示形式」タブで「ユーザー定義」を選択します。
4. 種類に、0"円" などの形式を入力します。
0"円" は数値をそのまま保持しつつ、後ろに「円」という単位を追加します。

セルに「1000」を入力し、カスタム書式として 0"円" を設定すると、セルには「1000円」と表示されますが、計算では数値「1000」が使われます。

2.TEXT関数を使う方法
計算結果を別のセルに表示しつつ、その数値に単位を付けたい場合には、TEXT関数を使います。
書式 =TEXT(数値(セル), "表示形式")
例:=TEXT(A1, "0") & "円"
A1セルの数値に「円」を追加して表示。

 

ポイント

1.セルの書式設定を使用して単位を追加しても、数値そのものは保持され、計算に影響を与えません。

2.TEXT関数を使って単位を追加すると、そのセルの値はテキストとなるため、計算には使えなくなります(数値として扱えなくなる)。計算が必要な場合は、数値自体を保持した別のセルを使用してください。

 

Excel 数値単位を追加するTEXT関数サンプル
=TEXT(A1, "0") & "円"

A1の値が「5000」なら、「5000円」と表示されますが、このセルはテキストとして扱われます。

Excelで数値に単位を付けたい場合、セルの書式設定を使えば、計算可能な数値を維持しながら、見た目だけ単位を追加できます。一方、TEXT関数を使うと、テキストとして単位を追加できますが、そのセルは計算には使えなくなります。状況に応じて適切な方法を選びましょう。

 

記憶定着問題集

操作方法:1.●●●をクリック(スマホはタップ)で答え表示。2.答えをクリック(スマホはタップ)で●●●表示。1⇔2を繰り返すことで、記憶を定着できます。

1.セルの書式設定を使う方法
セルに入力した数値に対して、単位を表示する場合、セルの書式設定でカスタム表示を行います。
操作手順
1. 数値が入力されているセルを選択します。
2. セルの書式設定を開きます。
3. 「表示形式」タブで●●●を選択します。
4. ●●●に、●●● などの形式を入力します。
0"円" は数値をそのまま保持しつつ、後ろに「円」という単位を追加します。

セルに「1000」を入力し、カスタム書式として 0"円" を設定すると、セルには「1000円」と表示されますが、計算では数値「1000」が使われます。

2.TEXT関数を使う方法
計算結果を別のセルに表示しつつ、その数値に単位を付けたい場合には、TEXT関数を使います。
書式 =TEXT(●●●, ●●●)
例:=TEXT(A1, "0") & "円"
A1セルの数値に「円」を追加して表示。