Excel 関数 VLOOKUPがうまくいかないときは、5つをチェックする

 

Excel 関数 VLOOKUPがうまくいかないは、この5つをチェックすれば原因はわかります。具体的に何をチェックするのか紹介します。

 

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Excel 関数 VLOOKUPがうまくいかない原因

1. 検索範囲が正しく設定されていない

検索する表の範囲が間違っている場合、正しい結果が返されません。

 

2. 検索値が見つからない 

検索値がテーブルの一列目に存在しない、またはスペルミスやデータのフォーマットが異なる。

 

3. 列番号が間違っている

VLOOKUPの第3引数で指定する列番号が、テーブル内の範囲から外れているとエラーが出ます。

 

4. 近似一致が誤って適用されている

デフォルトでは近似一致が設定されているため、完全一致が必要な場合に誤った結果が返されることがあります。

= VLOOKUP (検索値, 検索範囲, 戻り値の列番号, 検索条件)

検索条件は、TRUEは近似一致、FALSEは完全一致になります。

 

5. データに不要なスペースが含まれている

セル内に余分なスペースがあると、見た目は同じでもExcelは違うデータとして扱います。

 

 

Excel 関数 VLOOKUPがうまくいかない解決方法

1. 検索範囲を確認・修正する

正しい表範囲を指定し、検索する値がテーブルの一列目にあることを確認しましょう。
例: =VLOOKUP(A1, B1:D10, 2, FALSE)
※B1:D10が検索範囲です。

 

2. 完全一致を使用する 

近似一致が不要な場合は、最後の引数を FALSE に設定します。
例: =VLOOKUP("商品A", A1:C10, 2, FALSE)

 

3. 不要なスペースを削除する

検索値やテーブルのデータに余分なスペースがないか確認し、関数 TRIM でスペースを取り除きましょう。
例: =VLOOKUP(TRIM(A1), B1:D10, 2, FALSE)

 

4. 列番号を正しく設定する

列番号は検索範囲内で数える必要があります。例えば、2列目のデータを取り出したい場合は「2」を指定します。

ポイント

1.データの一致確認
数値データが文字列として扱われていることもあるため、データの形式を揃えることが重要です。

2.エラー処理
IFERRORを使って、見つからなかった場合にエラーメッセージを表示しないように工夫できます。
 例: =IFERROR(VLOOKUP(A1, B1:D10, 2, FALSE), "見つかりません")

VLOOKUPがうまくいかない原因は、検索範囲のミスやデータのフォーマットの不一致などが多いので、各要素を丁寧に確認して修正してみてください。

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