Excel VBA  フォルダ選択ダイアログはユーザー操作でフォルダ選択に使用

 

Excel VBA フォルダ選択ダイアログは、ユーザーに特定のフォルダを選択させるために使用します。ファイル保存やファイル読み込みの際に、ユーザーが保存先や読み込み先のフォルダを指定する場面で便利です。具体的な使い方や、注意点やサンプルコードを紹介します。

 

Excel VBA フォルダ選択ダイアログの利用

以下のようなシーンで利用されます。

1.ファイルの保存先指定
レポートやデータファイルの保存先フォルダを指定させたいとき。

2.ファイルの読み込み元指定
CSVやテキストファイルなどの一括インポートを行うフォルダを指定する。

3.一括処理対象フォルダの選定
選択したフォルダ内の全ファイルに対して処理を実行したい。

使い方

Application.FileDialog(msoFileDialogFolderPicker)を使って、フォルダ選択ダイアログを表示し、選択されたフォルダのパスを取得します。

 

ポイント

1.キャンセル処理
ユーザーがダイアログでキャンセルした場合、処理をどうするか決めておく必要があります。

2.初期フォルダの設定
必要に応じてダイアログが開いた際の初期フォルダを指定できます。

 

Excel VBA フォルダ選択ダイアログのサンプルコード
フォルダ選択ダイアログを開き、選択されたフォルダのパスをメッセージボックスで表示する例です。

Option Explicit

Sub フォルダ選択ダイアログ()
    Dim フォルダダイアログ As FileDialog
    Dim 選択フォルダ As String
    
    ' フォルダ選択ダイアログを作成
    Set フォルダダイアログ = Application.FileDialog(msoFileDialogFolderPicker)
    
    ' ダイアログの初期フォルダ設定(オプション)
    フォルダダイアログ.InitialFileName = "C:\"
    
    ' ダイアログ表示し、フォルダが選択されたか確認
    If フォルダダイアログ.Show = -1 Then
        ' 選択されたフォルダパスを取得
        選択フォルダ = フォルダダイアログ.SelectedItems(1)
        MsgBox "選択されたフォルダ: " & 選択フォルダ
    Else
        MsgBox "フォルダ選択がキャンセルされました"
    End If
End Sub

1. Application.FileDialog(msoFileDialogFolderPicker)
フォルダ選択ダイアログを生成し、フォルダを選択させます。

2. 初期フォルダの設定
InitialFileNameでフォルダダイアログが最初に表示するフォルダを設定できます(例:`C:\`)

3. フォルダが選択されたか確認
ユーザーがフォルダを選択した場合、SelectedItems(1)で選択されたフォルダのパスを取得します。

4. キャンセル処理
ユーザーが選択をキャンセルした場合、Else 内の処理が実行されます。

フォルダ選択ダイアログは、ユーザーに特定のフォルダを選ばせる場面でとても便利です。レポート保存やファイル処理の対象フォルダを指定させるなど、業務でのファイル操作を自動化する際に役立ちます。

 

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