
ExcelVBA セルに罫線を引いたり消したりすることで、データを見やすく整理できます。 大量のデータに一括で罫線を設定・削除でき、作業を自動化できます。使い方や注意点など、サンプルコードをもとに具体的に解説します。
2025年の目標は繰り返し作業に悩まされない年にしませんか? Excel VBAを活用した効率化がその第一歩
本サイト参考:Excel VBAで自動化するコードのベースを習得したい方におすすめの記事
目次
Excel VBA 罫線を引く消す|シーン
以下のシーンで利用します。
1.表を作成する際に、セルの枠線を明確にする。
2.レポートや帳票を整えるために罫線を自動設定する。
3.既存の罫線をリセットして、見た目を統一する。
Excel VBA 罫線を引く消す|サンプルコード
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罫線を設定する方法
プロパティ | 説明 |
.LineStyle = xlContinuous | 実線を引く |
.LineStyle = xlNone | 罫線を消す |
.Weight = xlThin | 細線 |
.Weight = xlMedium | 中線 |
.Weight = xlThick | 太線 |
.Color = RGB(255, 0, 0) | 赤色の罫線を引く |
格子状の罫線を引く(外枠 + 内部)
標準モジュール
Option Explicit
Sub 格子罫線を引く()
Dim ws As Worksheet
Dim rng As Range
Set ws = ThisWorkbook.Sheets("Sheet1")
Set rng = ws.Range("B2:D5") ' B2~D5の範囲に罫線を設定
With rng.Borders
.LineStyle = xlContinuous ' 実線
.Weight = xlThin ' 細線
.Color = RGB(0, 0, 0) ' 黒色
End With
End Sub
.Borders を使うと、セル範囲全体に罫線が設定できる。
.LineStyle = xlContinuous で実線を引く。
.Weight = xlThin で細線を指定
外枠だけに罫線を引く
標準モジュール
Option Explicit
Sub 外枠罫線を引く()
Dim ws As Worksheet
Dim rng As Range
Set ws = ThisWorkbook.Sheets("Sheet1")
Set rng = ws.Range("B2:D5") ' B2~D5の範囲に外枠を設定
' 外枠の罫線を設定
With rng.Borders(xlEdgeTop)
.LineStyle = xlContinuous
.Weight = xlMedium
End With
With rng.Borders(xlEdgeBottom)
.LineStyle = xlContinuous
.Weight = xlMedium
End With
With rng.Borders(xlEdgeLeft)
.LineStyle = xlContinuous
.Weight = xlMedium
End With
With rng.Borders(xlEdgeRight)
.LineStyle = xlContinuous
.Weight = xlMedium
End With
End Sub
xlEdgeTop (上), xlEdgeBottom (下), xlEdgeLeft (左), xlEdgeRight (右)で 外枠のみ設定可能
.Weight = xlMedium で 中線を指定
罫線を消す
標準モジュール
Option Explicit
Sub 罫線を消す()
Dim ws As Worksheet
Dim rng As Range
Set ws = ThisWorkbook.Sheets("Sheet1")
Set rng = ws.Range("B2:D5") ' B2~D5の範囲の罫線を削除
With rng.Borders
.LineStyle = xlNone ' 罫線を消す
End With
End Sub
.LineStyle = xlNone で 罫線をすべて削除
必要な範囲だけ罫線を消すことが可能
罫線の色を変更
標準モジュール
Option Explicit
Sub 罫線の色を変更()
Dim ws As Worksheet
Dim rng As Range
Set ws = ThisWorkbook.Sheets("Sheet1")
Set rng = ws.Range("B2:D5") ' B2~D5の範囲に赤色の罫線を設定
With rng.Borders
.LineStyle = xlContinuous
.Weight = xlThin
.Color = RGB(255, 0, 0) ' 赤色に設定
End With
End Sub
.Color = RGB(255, 0, 0) で 罫線の色を変更
RGB(0, 0, 255)` で青、 RGB(0, 255, 0) で緑など、自由に色を設定可能
・Borders(xlEdgeTop)` などを使うと、個別に設定可能
・ RGB()` で色を設定できるが、見やすさを考慮する
・ 特定の罫線だけ削除したい場合は、 xlEdgeTop などを指定する
Excel VBA 罫線を引く消す|まとめ
・ 罫線を設定するには Borders オブジェクトを使用
・ xlEdgeTop`, xlEdgeBottom などを使えば外枠だけ引ける。
・ LineStyle = xlNone で罫線を削除できる。
・ Color を使えば罫線の色も変更可能
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