
ExcelVBA 関数を使うことで、同じ処理を繰り返し使えるようになり、コードの見やすさ・保守性が向上します。また、引数を利用することで柔軟に動作を変更可能です。 使い方や注意点など、サンプルコードをもとに具体的に解説します。
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目次
Excel VBA 関数|引数を利用し呼び出しの利用シーン
以下のシーンで利用します。
1.計算処理をまとめる(例:税込価格を計算)
2.データの変換を簡単にする(例:氏名をフルネームにする)
3.処理の再利用性を高める(例:同じ計算を複数のシートで使う)
Excel VBA 関数の基本形のサンプルコード
税込価格を計算する関数
標準モジュール
Function 税込価格(税抜価格 As Double) As Double
税込価格 = 税抜価格 * 1.1 ' 消費税10%を適用
End Function
・Function 関数名(引数) As 型 で定義
・戻り値 = 計算結果 で値を返す
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呼び出し方法
Excelのセルに =税込価格(1000) と入力すると、1100 が表示される。
Option Explicit
Sub 計算テスト()
Dim 価格 As Double
価格 = 税込価格(1000)
MsgBox "税込価格は " & 価格 & " 円です。"
End Sub
Excel VBA 引数を2つ以上持つ関数のサンプルコード
指定した割合の税込価格を計算する
Function 税込価格率(税抜価格 As Double, 税率 As Double) As Double
税込価格率 = 税抜価格 * (1 + 税率 / 100)
End Function
呼び出し方法
Option Explicit
Sub 税率テスト()
Dim 価格 As Double
価格 = 税込価格率(2000, 8) ' 消費税8%を適用
MsgBox "税込価格は " & 価格 & " 円です。"
End Sub
Excelのセルに =税込価格率(2000, 8) と入力すると、2160 が表示される。
Excel VBA 関数をマクロから呼び出すサンプルコード
フルネームを作成する関数
Function フルネーム(姓 As String, 名 As String) As String
フルネーム = 姓 & " " & 名
End Function
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マクロから関数を呼び出す
Option Explicit
Sub 名前表示()
Dim 名前 As String
名前 = フルネーム("田中", "太郎")
MsgBox "フルネーム: " & 名前
End Sub
「フルネーム: 田中 太郎」と表示されます。
・戻り値の型を適切に設定する(As Double や As String など)
・エラー処理を考える**(例:0除算を防ぐ
・計算ロジックが明確になるようコメントを書く
Excel VBA 関数|引数を利用し呼び出し|まとめ
1.Function関数を使うと計算処理を再利用できる。
2.引数を使うと柔軟に関数の動作を変えられる。
3.マクロ内(Sub)やワークシート関数としても使える。
関数を活用して VBAコードをスッキリ&効率的にしましょう。
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