Excel VBA マクロが表示されない問題の原因を特定し、適切に対処することで、スムーズにマクロを利用できるようにする方法を説明します。
・マクロを実行しようとしても、「マクロ」ダイアログボックスに目的のマクロが表示されない
・マクロが記録されているはずなのに、VBAエディタで見つからない
1.マクロが含まれているファイルを確認
マクロが保存されているブックが現在開いていることを確認します。複数のブックが開いている場合、間違ったブックを見ている可能性があります。
2.マクロが有効になっているか確認
Excelの「ファイル」 > 「オプション」 > 「トラストセンター」 > 「トラストセンターの設定」 > 「マクロの設定」で、「すべてのマクロを有効にする」または「通知を表示してマクロを有効にする」を選択します。
3.マクロの格納場所を確認
Alt + F11キーを押してVBAエディタを開きます。
左側の「プロジェクトエクスプローラ」で該当するブックの下にある「モジュール」を確認します。マクロは通常、「モジュール1」などのモジュール内に保存されています。
4.マクロの表示範囲を確認
Alt + F8キーを押して「マクロ」ダイアログボックスを開きます。
「マクロの名前」ボックスにマクロが表示されない場合、「マクロの場所」ドロップダウンリストを確認し、「このブック」や「すべての開いているブック」を選択してみます。
5.非表示のモジュールを確認
マクロが非表示のモジュール内に存在する場合があります。
VBAエディタで「挿入」 > 「モジュール」を選択して、新しいモジュールを作成し、マクロをコピーしてみます。
6.パーソナル マクロブックを確認
マクロがパーソナル マクロブック(PERSONAL.XLSB)に保存されている場合、Excelが起動時にこのブックを開いていることを確認します。Alt + F11キーでVBAエディタを開き、「PERSONAL.XLSB」ブック内のモジュールを確認します。
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