Excel VBA Openステートメントで外部ファイルを開いて読み書きする

2024年5月29日 2024年12月2日

Excel VBA Openステートメントは、外部ファイルを開いて読み書きするために使用されます。テキストファイルやバイナリファイルなど、さまざまな形式のファイルを操作するために利用します。具体的な使い方や、注意点やサンプルコードを紹介します。

基本的な文法やVBAの実践的な応用までを網羅的に学習できる方法は、ExcelVBAエキスパート資格の取得を目指すこと。学習を通して、より効率的に、着実に基礎を身につけることが可能です。資格取得すれば、スキルの証明にもなり、職場での評価アップにも繋がるため、勉強を進めるモチベーションにもなります。
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Excel VBA Openステートメントを利用

以下のようなシーンで利用されます。

・テキストファイルからデータを読み込む

・解析したデータを書き出す

・ログファイルの作成や更新

・他のアプリケーションとのデータ連携

使い方

基本的な構文
Open ファイル名 For モード As ファイル番号

・ファイル名：ファイルのパス
・モード：ファイルの開き方 (例: `Input`, `Output`, `Append`, `Binary`)
・ファイル番号：ファイル識別用の番号

ポイント

・ファイルを開いたら必ず閉じる (`Close`) こと

・ファイルパスが正しいか確認すること

・存在しないファイルを開こうとするとエラーになるのでエラーハンドリングを実装すること

・ファイルアクセスが他のプロセスによってロックされていないか確認すること

Excel VBA Openステートメントのサンプルコード

テキストファイルを読み込む

Option Explicit

Sub ReadTextFile()
    Dim filePath As String
    Dim fileNum As Integer
    Dim fileContent As String
    Dim line As String
    
    filePath = "C:\Users\User\Desktop\DataCsv\テキスト.txt"
    fileNum = FreeFile
    
    On Error GoTo ErrorHandler
    Open filePath For Input As fileNum
    
    Do While Not EOF(fileNum)
        Line Input #fileNum, line
        fileContent = fileContent & line & vbCrLf
    Loop
    
    Close fileNum
    MsgBox fileContent
    Exit Sub
    
ErrorHandler:
    MsgBox "ファイルを開くことができませんでした: " & Err.Description
    Close fileNum
End Sub

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テキストファイルに書き込む

Option Explicit

Sub WriteTextFile()
    Dim filePath As String
    Dim fileNum As Integer
    
    filePath = "C:\Users\User\Desktop\DataCsv\テキスト.txt"
    fileNum = FreeFile
    
    On Error GoTo ErrorHandler
    Open filePath For Output As fileNum
    
    Print #fileNum, "Hello, World!"
    Print #fileNum, "This is a sample text file."
    
    Close fileNum
    MsgBox "書き込みが完了しました。"
    Exit Sub
    
ErrorHandler:
    MsgBox "ファイルを書き込むことができませんでした: " & Err.Description
    Close fileNum
End Sub

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ログファイルに追記する

Option Explicit

Sub AppendToLogFile()
    Dim filePath As String
    Dim fileNum As Integer
    Dim logMessage As String
    
    filePath = "C:\Users\User\Desktop\DataCsv\テキスト.txt"
    fileNum = FreeFile
    logMessage = "Log entry at " & Now
    
    On Error GoTo ErrorHandler
    Open filePath For Append As fileNum
    
    Print #fileNum, logMessage
    
    Close fileNum
    MsgBox "ログが追記されました。"
    Exit Sub
    
ErrorHandler:
    MsgBox "ログファイルを追記することができませんでした: " & Err.Description
    Close fileNum
End Sub

これらの例を使って、ファイルの読み書きやログの追記を行うことができます。適切なエラーハンドリングとファイルのクローズ処理を行うことで、安全で効率的なファイル操作を実現できます。

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