ExcelVBA 特定のワークシートを明示的に指定して操作することで、意図しないシートの編集を防ぐ。使い方や注意点など、サンプルコードをもとに具体的に解説します。
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目次
Excel VBA 特定のワークシートを明示的に指定｜シーン
以下のシーンで利用します。
1.特定のシートのデータを編集・参照したい。
2.複数のシートを切り替えて処理したい。
3.シート名の変更によるエラーを防ぐため、インデックスやコード名を使いたい。
Excel VBA 特定のワークシートを明示的に指定｜使い方と注意点
1. シート名で指定（ Sheets("Sheet1") または Worksheets("Sheet1") ）
2. インデックス番号で指定（ Sheets(1) ）
3. コードネームで指定（ Sheet1 ）
・Sheets() は グラフシートも含む
・Worksheets() は ワークシートのみ
シート名は変更されるとエラーになるため、コードネームを使うと安全
Excel VBA 特定のワークシートを明示的に指定｜サンプルコード
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標準モジュール（シート名で指定）指定シートをアクティブにします。シート名が変わるとエラーになります。
Option Explicit
Sub SelectSheetByName()
Dim ws As Worksheet
Set ws = ThisWorkbook.Sheets("Sheet1") ' "Sheet1" を指定（名前変更に注意）
ws.Activate
End Sub標準モジュール（インデックス番号で指定）ブック内の並び順でシートを指定します。シートの並びが変わると別のシートが選ばれます。
Option Explicit
Sub SelectSheetByIndex()
Dim ws As Worksheet
Set ws = ThisWorkbook.Sheets(1) ' 1番目のシートを指定
ws.Activate
End Sub標準モジュール（コードネームで指定）シート名を変更してもエラーになりません。
Option Explicit
Sub SelectSheetByCodeName()
Sheet1.Activate ' VBEのプロジェクトでのコードネームを指定
End Sub標準モジュール（シートを作成・選択）新しいシートを作成してアクティブにします。
Option Explicit
Sub CreateAndSelectSheet()
Dim ws As Worksheet
' 新しいシートを追加
Set ws = ThisWorkbook.Sheets.Add
ws.Name = "NewSheet"
ws.Activate
End Sub標準モジュール（シートが存在するか確認）エラーを防いで安全にシートを確認します。
Option Explicit
Function SheetExists(sheetName As String) As Boolean
Dim ws As Worksheet
On Error Resume Next
Set ws = ThisWorkbook.Sheets(sheetName)
SheetExists = Not ws Is Nothing
On Error GoTo 0
End Function
Sub CheckSheet()
If SheetExists("Sheet1") Then
MsgBox "シートが存在します！"
Else
MsgBox "シートが見つかりません！"
End If
End Sub
Excel VBA 特定のワークシートを明示的に指定｜まとめ
| 指定方法 | コード | メリット | デメリット |
| シート名 | Sheets("Sheet1") | 直感的にわかりやすい | 名前変更でエラー |
| インデックス | Sheets(1) | 簡単に取得可能 | 並び順変更で別シートを選ぶ |
| コードネーム | Sheet1 | 名前変更でもエラーなし | VBEで設定が必要 |
基本はコードネームを使うのが安全。シート名が変わる可能性があるなら、 SheetExists で確認します。
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