
- 「毎月、同じ集計作業の繰り返しで時間がかかる」
- 「Excelをもっと効率よく使いたい」
- 「マクロやVBAが便利だと聞くけれど、何から始めればいいのか分からない」
これは、私のサイトに届いた相談です。
毎月、売上データの集計や資料作成を担当しており、「同じ作業を少しでも楽にしたい」と考えていました。
インターネットで調べると、「シートコピー」「CSV取込」「マクロ作成」など、多くの情報が見つかります。
しかし、本を買っても途中で止まり、動画を見ても自分の仕事にどう活かせばよいのか分からず、結局、何から勉強すればいいのか迷っていたそうです。
今回は、Aさんがどのようにして学習の道筋を見つけ、ExcelマクロやVBAを体系的に学び始めたのかを紹介します。
「便利そう」だけでは、勉強は続かなかった
Aさんが最初に興味を持ったきっかけは、「Excelの仕事を自動化できる」という話でした。
毎月、同じファイルを開き、データをコピーし、集計し、資料を作る。
少しでも効率化できれば、残業を減らせるかもしれない。
そう思い、YouTubeを見たり、本を読んだり、ネットで検索したりしました。
しかし、勉強を始めて数週間が過ぎても、思うようには進みませんでした。
原因は、能力ではありません。
「何を学べばよいのか」が分からなかったのです。
本によって説明の順番は違い、動画では難しい言葉が次々と出てきます。
シート操作を覚えたと思ったら、今度は変数が出てくる。
変数を理解しようとすると、条件分岐や繰り返し処理が必要になる。
気づけば、勉強しているはずなのに、前に進んでいる実感が持てなくなっていました。
転機になったのは、「資格を取ること」ではなかった
そんなとき、Aさんが知ったのが、VBAエキスパートという資格でした。
ただ、Aさんが興味を持ったのは、「資格を持っていると転職に有利」という点ではありません。
「学習範囲が整理されている」という点でした。
- マクロ記録
- セル操作
- シート操作
- 変数
- 条件分岐
- 繰り返し処理
- エラー処理
わかりやすく、何をどの順番で学べばよいのかが一覧になっています。
「やっと地図を手に入れたような感覚でした」
それまでは、山の中を手探りで歩いているような状態だったのかもしれません。事務職として働くAさん
あとから、このように話されていました。
勉強方法を変えると、見える景色が変わった
Aさんは、まずマクロ記録から始めました。
Excelの操作が、どのようなコードに変わるのかを確認する。
次に、問題集を使いながら、順番に少しずつ理解していきました。
変数とは何か
条件分岐とは何か
繰り返し処理とは何か・・・・
最初からコードを書けるようになったわけではありません。
それでも、
「今、自分はどこを勉強しているのか」
「次に何を学べばよいのか」
いま、どこにいるのかが分かるようになったことで、勉強を続けられるようになったそうです。
そして、試験勉強を通して学んだ内容は、実際の仕事でも役立ち始めました。
ファイル整理や集計作業を自動化できるようになり、「なぜこのコードが必要なのか」を理解できるようになったのです。
生成AIがあっても、基礎は必要だった
最近では、生成AIにVBAコードを書いてもらうこともできます。
Aさんも、実際に利用したそうです。
使ってみて分かったことがありました。
それは、「AIがコードを書いてくれても、自分が理解していなければ修正できない」ということです。
- エラーが出たとき。
- 処理を少し変えたいとき。
- 別のファイルでも使いたいとき。
このような場面では、マクロ記録や変数、繰り返し処理などの基礎知識が欠かせません。
AI時代になっても、基礎を学ぶ意味がなくなったわけではありませんでした。
むしろ、AIを使いこなすためにこそ、基礎が必要なのです。
「何から勉強すればいいか分からない」と感じている方へ
「Excelの仕事を楽にしたい」
「マクロやVBAを勉強したい」
「でも、何から始めればいいのか分からない」
このように感じているなら、最初に必要なのは、難しいコードではありません。
必要なのは、「何を、どの順番で学べばよいのか」を知ることです。
資格は、肩書きのためだけにあるものではありません。
体系的に学ぶための地図にもなります。
当サイトでは、VBAエキスパートの学習範囲をもとに、初心者でも段階的に学べる問題集や解説記事を用意しています。
遠回りをしないために。そして、Excelの仕事を少しでも楽にするために。
まずは、自分に合った学習の道筋を見つけることから始めてみてください。
▶【2026年最新版】VBAエキスパート試験対策|独学で1回合格する勉強法と問題集
VBAを学ぶ必要性は分かっても、最初に何から始めるかを間違えると、また検索を繰り返す状態に戻ってしまいます。
次の記事では、初心者が遠回りしないVBAの学習順序を紹介します。
