
Excel VBA グローバル定数は、どのモジュールからもアクセスできる定数として定義され、プログラム全体で共通して使用する値を保持して使います。
定数とは、プログラム中で変更されない値のことです。グローバル定数を使うと、コードのメンテナンスが容易になり、一貫した値を使用できるメリットがあります。使い方や注意点など、サンプルコードをもとに具体的に解説します。
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Excel VBA グローバル定数の利用
以下のようなシーンで利用されます。
・複数のモジュールやプロシージャで共通して使いたい値を一箇所で管理したい。
・定数として扱いたい値が、プログラム全体で頻繁に使用される。
・複数箇所で使われる値を変更する際、一箇所だけ修正すれば済むようにしたい。
Excel VBA グローバル定数の使い方とポイント
使い方
1. グローバル定数を定義するには、モジュールのトップレベル(モジュールの最初の部分)に Public Const を使います。
2. 定数名とその値を指定します。
ポイント
・グローバル定数の値はプログラムが実行されている間、変更することができません。
・他のモジュールと同じ名前の定数が存在する場合、競合を避けるために注意が必要です。
Excel VBA グローバル定数サンプルコード
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Option Explicit
Public Const TAX_RATE As Double = 0.1
Sub CalculateTotal()
Dim price As Double
Dim total As Double
' 商品の価格
price = 1000
' 消費税を計算
total = price * (1 + TAX_RATE)
' 結果を表示
MsgBox "消費税込みの合計金額は " & total & " 円です。"
End Sub
TAX_RATEという消費税率のグローバル定数を定義しています。この定数はどのモジュールからもアクセスでき、消費税の計算に使用します。仮に消費税率が変更された場合でも、この定数の値を一箇所で修正するだけで、全体のコードに反映します。
グローバル定数はコードの管理や保守を容易にし、プログラムの信頼性を高めるために役立ちます。
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