Excel VBA UCaseは指定した文字列をすべて大文字に変換するために使用

 

Excel VBA UCase関数は、指定した文字列をすべて大文字に変換するために使用します。元の文字列の内容を変更せず、新しい大文字の文字列を返します。具体的な使い方や、注意点やサンプルコードを紹介します。

 

Excel VBA UCaseを利用

以下のようなシーンで利用されます。

・入力データやリストの文字列を大文字に統一する。

・大文字小文字の区別をなくして文字列比較を行う。

・フォーマットを統一することで見やすくする。

 

使い方

UCase(文字列)

文字列: 大文字に変換したい文字列を指定

 

ポイント

・UCase関数は元の文字列を変更せず、新しい大文字の文字列を返します。

・数値や特別な記号は変換されず、そのままの状態で返されます。

・空白も変換されず、そのままの状態で返されます。

 

Excel VBA UCaseのサンプルコード
特定のセルの内容を大文字に変換する例
Option Explicit

Sub ConvertToUpperCase()
    Dim cell As Range
    Set cell = ThisWorkbook.Sheets("Sheet1").Range("A1")
    
    ' セルの内容を大文字に変換してセルに戻す
    cell.Value = UCase(cell.Value)
End Sub

ユーザーが入力した文字列を大文字に変換する例

Option Explicit

Sub GetUserInputAndConvert()
    Dim userInput As String
    userInput = InputBox("文字列を入力してください:")
    
    ' 入力された文字列を大文字に変換してメッセージボックスで表示
    MsgBox "大文字に変換された文字列: " & UCase(userInput)
End Sub

範囲内のすべてのセルの内容を大文字に変換する例

Option Explicit

Sub ConvertRangeToUpperCase()
    Dim rng As Range
    Dim cell As Range
    Set rng = ThisWorkbook.Sheets("Sheet1").Range("A1:A10")
    
    ' 範囲内の各セルの内容を大文字に変換
    For Each cell In rng
        cell.Value = UCase(cell.Value)
    Next cell
End Sub

UCase関数の基本的な使い方とその応用方法を理解し、Excel VBAで文字列を効果的に大文字に変換できるようになります。

 

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